自動車図書館「ぶっくん」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 02:30 UTC 版)
「伊万里市民図書館」の記事における「自動車図書館「ぶっくん」」の解説
トラックを改造した移動図書館で、ステーションと名づけた72の地点(保育園・幼稚園、小学校・中学校・養護学校、公民館、病院・健老施設、JA・企業、その他)を月に2〜3度巡回する。 2台が稼動しており、それぞれ、ぶっくん1号(4tトラック改造、黄色と緑のツートンカラー)と、ぶっくん2号(3.5tトラック改造、ピンクと青のツートンカラー)と名づけられた。2010年に1号はリニューアルし、新ぶっくん1号となり、初代ぶっくん1号(1991年度から始動。積載2,500冊)は社団法人日本外交協会に譲渡後、南アフリカ共和国へ寄贈された。それぞれ約3,000冊の本を載せることができ、市域の広い伊万里市において、足を運ぶことの難しい人々からの支持は多く、図書館利用者の2割はぶっくんによるものとされる。2017年2月に新ぶっくん2号へと更新され(ふるさと納税の寄附金を利用)、引退する初代ぶっくん2号(3tトラック改造車)は24年の長きに渡っての使用(走行距離は約14万km)で、次の引取り手は見つからず分解して売却となることが決まり、利用者らの感謝の気持ちをびっしり書き込まれた車体に別れを惜しんだ。
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