臨時総会-監督解職
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 21:57 UTC 版)
中田は1933年9月22日、聖書学院の五教授(車田秋次、米田豊、小原十三司、一宮政吉、土屋顕一)に日本ホーリネス教会の運営方針を伝道中心ではなく、キリストの再臨とユダヤ民族の回復のための祈りに専念すべきという、自分の方針に従って聖書学院で教えるように要求する書簡を送った。 中田の要求に対して、聖書学院の教授は、従来のホーリススの伝統的教理を否定するものとして拒否した。さらに、教授たちは事の是非を問うために、臨時総会を招集した。中田は招集を最初は認めたが、後にこれを取り消し、臨時総会を非合法と見なし、10月19日付けで、車田、小原、一宮、土屋を解任した。 25日に淀橋教会で開催された臨時総会が開かれ、10月26日に中田の監督解職案が上程された。採決の結果、ほとんど全会一致で決議された。監督解職に伴い、それに代わる運営体制として、監督の代行としての委員会制度を設け、選挙により委員会として、車田秋次、米田豊、小原十三司、一宮政吉、菅野鋭が選出された。 詳細は「ホーリネス分裂事件」を参照
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