臨床試験結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:14 UTC 版)
Scripps Research Instituteはアカンプロサート投与群とプラセボ対照群を心理療法群と組み合わせた二重盲検法によるアルコール依存の治療臨床試験を実施した。アカンプロサート投与群で断酒成功日数の延長が見られたため、アカンプロサートは安全かつ有効であると結論づけている。 BrisbaneのPrincess Alexandra Hospitalで行われた臨床試験では、12週間の試験期間中アカンプロサート投与群, ナルトレキソン投与群, 両剤使用群の比較及び認知行動療法を受けた群との比較が行われた。この研究では、下表に示すように、どちらの薬物も単剤使用より両剤使用の方が好まれ、かつ優れた治療結果をもたらした。 参加者の割合断酒率断酒成功日数の平均1断酒失敗までの経過日数の平均1アカンプロサート投与群 66.1% 50.8% 45.07 日 26.79 日 ナルトレキソン投与群 79.7% 66.1% 49.95 日 26.7 日 両剤投与群 83.1% 67.8% 53.58 日 37.32 日 なお、このデータには、84日間の全期間中にわたって断酒できなかった患者のデータも含まれている。
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