脂肪吸引技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:41 UTC 版)
体内式超音波脂肪吸引先端から超音波を発する管を用い、脂肪に直接超音波を照射して脂肪細胞を破壊し、吸引していく。初期のものは超音波の出力が強く、内側から皮膚を傷つけたり(火傷)、炎症が長引く事があった。皮下脂肪の約70%の除去が可能。 体外式超音波脂肪吸引皮膚表面から超音波を当てて脂肪を柔らかくし、カニューレで吸引していく。純粋な初代WET法よりも体への負担が少ないため普及した。しかし、超音波を当てる際に表皮を火傷する可能性がある等のデメリットも多かった。皮下脂肪の約70%の除去が可能。 PAL(パワーアシスト)脂肪吸引カニューレ(吸引管)自体が振動し、脂肪を破砕、吸引しやすくする方法。ハンドピースが大きいなど難点も多く、今ではほとんど使われない。 エルコーニアレーザー脂肪吸引エルコーニアレーザーというレーザー光を皮膚表面から数分間照射して脂肪細胞を柔らかくし、カニューレで吸引していく。脂肪が柔らかくなるため初期の方法より体への負担が少ない。エルコーニアレーザーは脂肪吸引に使用する低出力レーザー機。FDA認可。皮下脂肪の約70%の除去が可能。 ボディジェット脂肪吸引カニューレの先から出るジェット水流で脂肪を分解し吸引していく。水の力で組織を分離(脂肪細胞間、及び脂肪組織と筋肉組織など)するため、周辺組織への負担、体への負担が少ない。FDA認可。皮下脂肪の約70%の除去が可能。 ベイザー脂肪吸引ベイザー脂肪吸引方式を紹介している「ベイザー脂肪吸引公式サイト」の主張によると、カニューレの先端から出る特殊な振動エネルギーであるベイザー(VASER)波で脂肪を乳化、また硬い結合組織も軟弱化させ吸引していく。ベイザー波には止血効果もあり、体への負担が少ない。ベイザー波を用いた脂肪吸引により安全に皮膚直下の浅い層の脂肪まで除去でき、皮膚の引き締め効果もある。FDA認可。皮下脂肪の約90%の除去が可能。
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