背景・動機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 23:50 UTC 版)
「沖縄・自衛官爆死事件」の記事における「背景・動機」の解説
この事件では、マニア筋に不発弾の類が高値で売れることなどが原因とみられている。爆死した自衛官と資材置き場所有者・トラック運転手は「フリーマーケットで知り合った」としており、同自衛官死亡時には現金60万円のほか米ドル紙幣を所有しており、読売オンラインは2003年9月7日付にて米軍払い下げ品などを扱う業者の声として「小遣い稼ぎに軍用品を売る米兵は少なくない。マニアにとって沖縄は天国」という内容を掲載しているなど、マニア向け密売ルートの存在も示唆されている。 なお同自衛官爆死事件をうけ那覇基地では勤務する隊員約3000名に対して聞き取り調査が行われたが、過去にも同自衛官が暴発による負傷をしていたり、上官から「危険な物を収集しません」とする誓約書を書かされたことがあると当人が話していたとする情報も寄せられているという。 こういった不正な武器弾薬の持ち出しは時折問題とされるが、本事件の2か月前(2003年6月30日)には静岡県裾野市で、宅配便荷物に入れられてインターネットオークション経由でマニア間で売買されていた砲弾に混じっていた不発弾が爆発、アルバイト宅配便従業員が全治3週間の怪我をする事件が発生した。この不発弾は、陸上自衛隊東富士演習場から近所に住むマニアが不正に持ち出したものとされるが、類似の事例は過去にも発生している(→不発弾)。
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