背景および化学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 02:20 UTC 版)
トリパンブルーは、オルトトリジンが持つ2つのアミノ基をジアゾ化した化合物に、それぞれ1分子ずつの1-アミノ-8-ナフトール-3,6-ジスルホン酸(1-amino-8-naphthol-3,6-disulfonic acid)がアゾカップリングした構造をしている。トリパンブルーの名前は眠り病を引き起こす寄生虫であるトリパノソーマを殺すことができることに由来する。トリパンブルーのアナログであるスラミンはトリパノソーマ症に対して薬物治療で使用されている。トリパンブルーはジアミンブルーやナイアガラブルーとも呼ばれる。 トリパンブルーに対するモル吸光係数(英語版)はメタノール中、607 nmにおいて6⋅104 M−1 cm−1である。 トリパンレッド(ドイツ語版)およびトリパンブルーはドイツの科学者パウル・エールリヒによって1904年に初めて合成された。
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