肥料・飼料の自給率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:42 UTC 版)
食料を得るためには、植物に肥料、動物に飼料を与えないとならないわけであるが、日本の場合は多くを海外からの輸入に頼っている。 肥料 植物が成長するのに必要な栄養素のほとんどを海外に頼っている。 リン ー リン鉱石は中国やヨルダンなどから全量輸入、リン酸アンモニウムもアメリカと中国などに頼っている。下水から回収する試みを行っている。 カリウム ー ほとんどをカナダなどから輸入している。 窒素 ー ハーバー・ボッシュ法で生産できるが多くのエネルギーが必要であり、そのエネルギーに石油から得られるナフサや天然ガスが用いられる。石油も天然ガスも、ほとんどを海外に頼っている。 飼料 畜産に必要な飼料は人間が食べる食料と競合する。また、飼料も植物から得られるため肥料自給率の影響を受ける。 粗飼料 ー 昭和50年代は100%であったものの徐々に低下。人間が食べないものなど栄養価が低い藁・牧草などを含む諸食糧 濃厚飼料 ー 10%台。主に穀物などで人間が食べるものと競合する。
※この「肥料・飼料の自給率」の解説は、「食料自給率」の解説の一部です。
「肥料・飼料の自給率」を含む「食料自給率」の記事については、「食料自給率」の概要を参照ください。
- 肥料・飼料の自給率のページへのリンク