群島周回道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 13:44 UTC 版)
「フィンランド多島海域」の記事における「群島周回道路」の解説
南西スオミ県に属する東側の島々においては、ほとんどの有人島が群島周回道路で接続されている。この道は、約160 to 190キロメートル (99–118マイル)の陸路と、30 to 50キロメートル (19–31マイル)の海上路で構成されている。通常、トゥルクの街がこの周回道路の起点であると考えられている。この道路は、下記の順番で町、村、島や諸島を辿る。 1. トゥルク(フィンランド語: Turku)/オーボ(スウェーデン語: Åbo) 2. ライシオ(フィンランド語: Raisio)/レソ(スウェーデン語: Reso) 3. ナーンタリ(フィンランド語: Naantali)/ノーデンダル(スウェーデン語: Nådendal) 4. メリマスク(英語版)(フィンランド語: Merimasku) 5. アスカイネン(英語版)(フィンランド語: Askainen)/ヴィルネス(スウェーデン語: Villnäs) 6. ミエトイネン(英語版)(フィンランド語: Mietoinen) 7. タイヴァッサロ(英語版)(フィンランド語: Taivassalo) 8. クスタヴィ(英語版)(フィンランド語: Kustavi) 9. イニオ(英語版)(フィンランド語: Iniö)/イニオ(スウェーデン語: Iniö) 10. ホウツカリ(フィンランド語: Houtskari)/フーチェール(英語版)(スウェーデン語: Houtskär) 11. コルッポー(フィンランド語: Korppoo)/コルポ(英語版)(スウェーデン語: Korpo) 12. ナウヴォ(フィンランド語: Nauvo)/ナグ(英語版)(スウェーデン語: Nagu) 13. パライネン(フィンランド語: Parainen)/パルガス(英語版)(スウェーデン語: Pargas) 14. カーリナ(フィンランド語: Kaarina)/サント・カリンス(スウェーデン語: S:t Karins) 15. トゥルク(フィンランド語: Turku)/オーボ(スウェーデン語: Åbo) この周回道路には更に距離の短いものが存在しており、そちらは「小周回道路」と呼ばれる。こちらの周回道路では、ナーンタリのリュマッチュラ島(英語版)からナウヴォの間をフェリーに乗り、上記の4から11までをスキップする。この「小周回道路」の長さは、約125kmである。 この周回道路は通常自動車や自転車での旅行に使われる。この周回道路中のフェリーのほとんどが無料であるが、ホウツカリとイニオの間のフェリーは少額の乗船料が必要である。この周回道路は自動車であれば1日で回りきれるが、多くの旅行者が少なくともこの周回道路の周辺で1泊する。約20,000人の観光客が毎年この周回道路を訪れる。最も観光客が多いのは6月から8月の間である。主要な観光名所は周回道路中の風景と自然であるが、ロウヒサーリ荘園(英語版)やいくつかの中世の教会も重要な観光地である。
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