練習妨害発言
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「キム・ヨナによる練習妨害発言」の記事における「練習妨害発言」の解説
世界フィギュアスケート選手権を目前に控えた2009年3月14日、韓国SBSは「日本の選手が、公式練習中にキム・ヨナの練習を妨害した」とする番組を放送した。番組ではアナウンサーが「少し衝撃的なニュースから始めます。キム・ヨナ選手がSBSとの単独インタビューで意外な悩みを明かしました」と語った後、インタビューでキムは、 これまで大会のたび、試合直前の公式練習中にジャンプの練習をすると進路を遮られました。特に今回の4大陸選手権(2009年2月、カナダ・バンクーバー)では少しひどいという印象を受けました。そこまでしなければいけないのか思うことが多かった。しかしそれに負けたくないですし、それに負ければ競技にも少し支障が出るかもしれないので、対処方法を考えています。 などと述べた。キムは具体名を挙げていなかったが、SBSはキムの進路を日本選手が妨害したとし、ヨナとモザイク処理された選手数人とがギリギリですれ違う場面を編集して放送した。さらに、大会当時のブライアン・オーサーコーチが「日本選手の一人はキム・ヨナのジャンプの軌道だけを徘徊している」と抗議したとも報じた。 韓国の大手メディアもこれに追随し、「日本の選手たちがキム・ヨナの練習を妨害した」と断定的に報じた。インタビュー放送後、韓国のファンはキムと複数の日本選手とがすれ違う写真や動画をインターネット上に掲載し、掲載サイトのアクセス数も急上昇した。これら一連の報道により韓国国内では日本選手へのバッシングが過熱状態になった。
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