緑マンガン鉱とは? わかりやすく解説

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りょく‐マンガンこう〔‐クワウ〕【緑マンガン鉱】

読み方:りょくまんがんこう

高品位マンガン鉱鉱物等軸晶系黄緑濃緑色であるが、空気中で容易に黒変する


緑マンガン鉱(Manganosite)

緑マンガン鉱
京都府船井郡日吉町四ツ谷海老谷 玉岩鉱山
Mn2+O 画像の幅約2cm

緑色部分が緑マンガン鉱です。
空気触れると黒い二酸化マンガン鉱に変質してしまうため、標本として
保存するのが難し鉱物です。
割った直後鮮やかな緑色観察できます

緑マンガン鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/23 00:45 UTC 版)

緑マンガン鉱
manganosite(スウェーデン産)
分類 酸化鉱物
化学式 MnO
結晶系 等軸晶系
モース硬度 5.5
光沢 ガラス光沢
緑色
条痕 褐色
比重 5.4
文献 [1]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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緑マンガン鉱(りょくまんがんこう、: manganosite)は、鉱物酸化鉱物)の一種。化学組成は MnO(酸化マンガン(II))、結晶系等軸晶系。ペリクレースグループに属する。

産出地

日本国内の様々な場所のマンガン鉱床で産出するが、産出量は微量である(群馬県黒川鉱山・栃木県真名子鉱山・宮崎県秋元鉱山・京都府玉岩鉱山など)。

性質・特徴

光沢緑色(空気中で直ちに黒褐色に変色)。特徴的な緑色は、空気中で黒変しやすい。その速度は産地によって異なり、結晶度が高いほど遅いと言われる。黒変を防ぐにはクリアラッカーやマニキュア液を塗ると良いと言われるが、それでも半永久的に保存することは難しい。

晶癖の8面体。へき開は3方向完全。

硬度は 5.5。比重は 5.4。

脚注

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参考文献

関連項目

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