絞首刑にしたナチ戦犯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 07:44 UTC 版)
「ジョン・C・ウッズ」の記事における「絞首刑にしたナチ戦犯」の解説
ウッズはアメリカ陸軍の命令のもと、助手のジョセフ・マルタと共にニュルンベルク刑務所内の体育館で戦犯への絞首刑を執行した。この際にウッズとマルタは絞首刑に使うロープの長さを誤って見積もり、受刑者のうち何人かは落下後も絶命せず、しばらくの間もがき苦しんだ末に窒息死したことが記録に残されている。 また、設計ミスにより落下口が予定より小さく、受刑者のほとんどが落下時に頭部を強打し外傷を負った。 ハンス・フランク ヴィルヘルム・フリック アルフレート・ヨードル エルンスト・カルテンブルンナー ヴィルヘルム・カイテル ヨアヒム・フォン・リッベントロップ アルフレート・ローゼンベルク フリッツ・ザウケル アルトゥル・ザイス=インクヴァルト ユリウス・シュトライヒャー ウッズは、ニュルンベルク処刑の後に以下のように語ったと伝えられている。 「私はこれら10人のナチスを絞首刑に処した。そして私はそれを誇りに思う。大抵の者が心を痛めナーバスになってしまうこの仕事の中で、私はそのような気分になった経験が無い。私を陰ながら支えてくれたG.Iたちへ賛辞の言葉を贈りたい。私は彼らのお陰で、こうして昇進する機会を与えられたのだ。このことを彼らはみんな喜んでくれている。私は実際に絞首刑を見て、この仕事の方法を憶えてきた。誰かがその役目をやらなければならないからだ。アメリカ軍で働いていた私がこの仕事に就いたきっかけは、数年前に起きたちょっとした偶然からだった」 また、その際の処刑について自らこう評した。 「103分で10人。手早く済ませたよ」
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