絞罪器械制定前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:11 UTC 版)
明治政府は1870年に従来の死刑執行方法(斬首など)に代わり絞首刑にすると布告(新律綱領 明治3年12月20日布告第944号)を出した。この時に導入されたのが懸垂式の処刑器具『絞柱』であった。この器具は死刑囚のうなじに縄をかけ、その縄の先に20貫(約75Kg)の重石を吊り下げて絞首する仕組みであった。しかしこの処刑器具には場合によっては死刑を執行された者が蘇生するという致命的な欠陥があり、石鐵県死刑囚蘇生事件を含め3件が失敗している。このため導入から2年で絞罪器械図式に変更された。
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