結納の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 03:21 UTC 版)
結納の起源は4世紀から5世紀頃、仁徳天皇及び倭国古墳時代に遡る。仁徳天皇の皇太子(のちの履中天皇)が黒媛を妃に迎えるときに贈り物(納采)を贈ったことが最初とされ、宮中儀礼の「納采の儀」として脈々と受け継がれている。皇室の外で結納が行われるようになったのは、ずっと後のことで、室町時代に公家や武家に広まり小笠原流や伊勢流などに体系化されていく。そこから庶民の間にまで広まったのはさらにあとで江戸時代末期から明治初期だと言われている。 その語源は、「結いもの」や「云納(いい入れ)」という婚姻を申し込む言葉が転じたものとも言われている。明治・大正時代から帯や着物など贈り物から、お好みの品を買ってくださいとの意味から、結納金【帯地料・小袖料】を贈るようになった。
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