結晶構造による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 09:59 UTC 版)
鉱物結晶由来の石は、一つの大きな結晶からなる単結晶と、複数の小さな結晶粒が無数に集合して成立する多結晶の二つに大別される。多結晶に分類される石は、その全てが不透明~半透明であり、結晶と結晶の間に隙間を有する(多孔質)ため、染料などで染めやすいといった特徴がある。このような多結晶の石を集合体と呼び、構成する結晶粒の大きさにより、それぞれ顕晶質(結晶粒を肉眼で確認できる)、微晶質(結晶粒を顕微鏡下で確認できる)、潜晶質(直交ニコル顕微鏡下でのみ結晶粒が確認できる)と呼んで区別する。
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結晶構造による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:43 UTC 版)
結晶構造に着目して、同じ結晶構造をもつ鉱物をまとめて一つのグループとする場合がある。とくに、化学組成と晶系だけでは特徴を掴みにくい珪酸塩鉱物などでは一般的に使われる分類である。 原子の配列である結晶構造はあまりに微細であるため直接知る方法はなく、X線回折やその他結晶の物理的性質などによって間接的に推定する。化学組成や晶系から大まかに推定できる場合もある。ただし、同じ結晶構造だからといって必ずしも同じ晶系に属するわけではないことに注意が必要。例えば長石グループに属する鉱物は、単斜・斜方・三斜と3つの晶系にまたがる。 鉱物グループの例 スピネルグループ 燐灰石グループ 柘榴石グループ 長石グループ 角閃石グループ 輝石グループ 沸石グループ
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