結晶構造とコランダムの仲間とは? わかりやすく解説

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結晶構造とコランダムの仲間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 07:11 UTC 版)

コランダム」の記事における「結晶構造とコランダムの仲間」の解説

結晶格子中のイオン半径は、アルミニウムが68pm、酸素が126pmである。AlとOの位置は共に歪んでいるので図2にはならない。しかし、3つのO2-が作る窪みにAl3+イオン座り(=Al中心、Oを頂点とした6配位八面体形成し)、窪みの1/3は規則的に空いているという点では正しい。この層を積み重ねてコランダム結晶模型を組むことができ、積むときは、黒球が座っていない下層窪み上の層の白球が座るようにする(図2のa)。そうするとアルミニウムの黒球は、下の層の窪み上の層の窪みとの間におさまる(図2のb)。 図2は六方晶的に描いてあるが、この結晶菱面体晶にも描け結晶構造は、対称性にまさる後者記述される酸化アルミニウム結晶アルミナともいう。アルミナにはいろいろな結晶構造のものがあり、図2の構造アルミナは、αアルミナである。 酸化クロム結晶コランダム相似で、図2の黒球のAl3+は、Cr3+と入れ替わることができる。微量のCr3+が入れ替わるコランダムピンクになり、2%くらい入れ替わると全くのルビー色になる。これが、ルビーである。 Cr3+でなくFe3+などが入ると青色になり、これが、サファイアである。ただし、人造単結晶後記)では、ルビー色でないコランダムを、無色透明のものも含めサファイア総称することがあるボーキサイトアーク炉融解し精製して作る褐色溶融アルミナ後記)が、黒褐色不透明なのは、TiイオンMgイオンAlイオンの場所のところどころにあることによる。 なお、加熱加工され内容物少な白色コランダムをギューダ (geuda) ともいい、淡灰、淡黄淡青無色があり、七段を経て美し色味の青になるのだが、石の質により、どの温度が最高の色になるのかは様々。

※この「結晶構造とコランダムの仲間」の解説は、「コランダム」の解説の一部です。
「結晶構造とコランダムの仲間」を含む「コランダム」の記事については、「コランダム」の概要を参照ください。

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