経鼻内視鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:47 UTC 版)
鼻孔から挿入する内視鏡(後述)。電子スコープでかつ直視鏡のみが各社から製品化されている。
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経鼻内視鏡
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日本で2000年に極細径(太さ6mm以下)の内視鏡が開発され、従来の経口内視鏡に代わる経鼻内視鏡が登場した。CCDの高解像度化により、経口内視鏡と同等の上部消化管検査が可能となっている。経口内視鏡に比べ嘔吐感や息苦しさなどの苦痛が少なく、検査中に会話することも可能なため、患者側には好評である。デメリットとしては、個人差による経鼻挿入困難、大きな生検採取やポリープ切除が不可、まれに鼻出血が発生することなどが挙げられる。 絶対適応下顎脱臼を起こす(いわゆる顎が外れる)ため経口内視鏡ができない症例 開口不能な症例(神経疾患患者など) 通常径内視鏡では通過不能な狭窄病変のある患者 通常径内視鏡では反転しての観察が困難な病変(経鼻内視鏡は反転に際しての屈曲半径が小さい) 通常の生検鉗子では、鉗子の硬さに内視鏡が負け、反転操作が難しくなることがあった。このため経鼻内視鏡を施行したのちに、再度通常径内視鏡での再検査が必要となることも指摘されてきた。現在では住友ベークライトの開発したSB生検鉗子では反転操作が十分に可能となっている。
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