しゅうたん‐そくど【終端速度】
終端速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/03 08:58 UTC 版)
終端速度(しゅうたんそくど、英: terminal velocity)[1]とは、物体が重力または遠心力などの体積力と、速度に依存する抗力を受けるときに、それらの力がつりあって変化しなくなったときの速度である。終末速度[2]、終末沈降速度[3]とも呼ばれる。
- ^ 重力でなく遠心力場であれば重力加速度の代わりに遠心加速度を、また静止した空気中でなく運動する流体中であれば物体の速度の代わりに相対速度を用いればよい。
- ^ 戸田盛和 『力学』岩波書店、1982年、54頁。ISBN 4-00-007641-8。
- ^ 浅野康一 『物質移動の基礎と応用』丸善、2004年、117頁。ISBN 4-621-07356-7。
- ^ 粉体工学会 編 『液相中の粒子分散・凝集と分離操作』日刊工業新聞社、2010年、124頁。ISBN 978-4-526-06391-6。
- ^ a b c d “流体中の粒子・気泡の運動”. 2021年8月21日閲覧。
- ^ a b c d e f 野田篤. “沈降法による粒子径測定”. 2018年12月8日閲覧。
- ^ a b c d e Egon Krause; 足立孝,小林晋,酒井勝弘,菱田久志 著、大島耕一 監修 編 『流体力学』シュプリンガージャパン、2008年、323-325頁。ISBN 978-4-431-10020-1。
- ^ a b c 井伊谷鋼一「球形粒子の沈降速度について」第3巻第1号、1966年、2020年4月14日閲覧。
- ^ 荻野和己 『高温界面化学(上)』アグネ技術センター、2008年、491頁。ISBN 978-4-901496-43-8。
終端速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:28 UTC 版)
終端速度とは、重力と空気抵抗がつり合った状態の降下速度のことである。ここで終端速度を v ∞ {\displaystyle v_{\infty }} とすると、運動方程式から、 0 = m g − 1 2 ρ v ∞ 2 S b C D {\displaystyle 0=mg-{1 \over 2}\rho v_{\infty }^{2}S_{b}C_{D}} となり、これを整理すると以下通りになる。 v ∞ = 2 m g ρ S b C D {\displaystyle v_{\infty }={\sqrt {\frac {2mg}{\rho S_{b}C_{D}}}}}
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