液滴の終端速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/14 05:59 UTC 版)
上記までは剛体球を仮定しているが、液滴は形状の変形や内部の流動現象があるため運動の解析は複雑である。径が小さければ終端速度は剛体球のそれとほぼ一致するが、径が大きくなるにつれ扁平形への変形を生じ、剛体球よりも低い終端速度となる。剛体球のストークス域における式に補正を加えた、次のHadamard-Rybczinskiの式(英語版)が提案されている: u t = d 2 ( ρ s − ρ f ) g 18 μ f ⋅ 3 μ s + 3 μ f 3 μ s + 2 μ f . {\displaystyle u_{t}={\frac {d^{2}(\rho _{\mathrm {s} }-\rho _{\mathrm {f} })g}{18\mu _{\mathrm {f} }}}\cdot {\frac {3\mu _{s}+3\mu _{f}}{3\mu _{s}+2\mu _{f}}}.} ここでμs, μfはそれぞれ分散相(液滴)と連続相(空気)の粘度である。
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