終末期緩和ケアの世界地図とは? わかりやすく解説

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終末期緩和ケアの世界地図

読み方:しゅうまつきかんわケアのせかいちず
別名:終末期緩和ケアのグローバルアトラス
英語:Global Atlas of Palliative Care at the End of Life

2014年世界保健機関(WHO)および世界緩和ケア連合WPCA)が発表した終末期緩和ケアターミナルケア)に関連する資料終末期緩和ケアを必要とする患者数実施状況などが、初め各国ごとにまとめられ資料である。

終末期緩和ケアの世界地図では終末期緩和ケアを必要とする人数に基づき、国が色別塗り分けられている。10万人あたりの患者数比較では、ヨーロッパおよびロシアのほぼ全ての国が赤色、すなわち約300人を超える最も高い水準となった一方HIV/AIDSに伴う患者数や、終末期緩和ケアを必要とする子供の数では、アフリカ大部分が最も高い水準となった

病名着目すると、終末期緩和ケアを必要とする患者のうち、心血管疾患とがんの患者が、それぞれ全体3分の1超える高い比率となったHIV/AIDS占め割合全体の5.71%であったが、15歳から59歳患者は、95%以上がHIV/AIDS患者であった

終末期緩和ケアの世界地図では、世界中で年間2000万人終末期緩和ケアを必要としているものの、その大部分ケアを受けることができていないことが推定された。終末期緩和ケア実施状況示した地図では、アフリカからアジアにかけての大部分の国で、モルヒネを含むオピオイド系鎮痛剤がほとんど使用されていないことが示された。また、西アフリカ大部分の国やソマリアシリアアフガニスタン北朝鮮などでは、ホスピスおよび緩和ケア活動が全く報告されていなかった。

関連サイト
Global Atlas of Palliative Care at the End of Life January
WHO/世界緩和ケア連合(WPCA)、終末期緩和ケアの世界地図を発表 - NCD Alliance Japan



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