紙本墨画籠煙惹滋図〈浦上玉堂筆/〉
| 主名称: | 紙本墨画籠煙惹滋図〈浦上玉堂筆/〉 |
| 指定番号: | 1776 |
| 枝番: | 00 |
| 指定年月日: | 1978.06.15(昭和53.06.15) |
| 国宝重文区分: | 重要文化財 |
| 部門・種別: | 絵画 |
| ト書: | |
| 員数: | 1幅 |
| 時代区分: | 江戸 |
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| 検索年代: | |
| 解説文: | 本図は江戸の文人画家の中でもきわめて個性的であった浦上玉堂(一七四五 一八二〇延享二年-文政三年)の筆になるもので、玉堂の小品の代表作といえるものである。構図には大作に見られがちな歪曲や誇張がなく、咫尺の画面の中にごく自然な遠近感を表現しつつ、大きく深い山水の景をおさめている。擦筆による土坡や山膚の地の陰影、渇筆による点苔や皴など、筆致は繊細をきわめ、玉堂画の特色を遺憾なく発揮している。おそらく七十歳前後の制作と思われ、玉堂の最も充実した作品の一つといえよう。 |
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