純粋持続と真の時間とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 純粋持続と真の時間の意味・解説 

純粋持続と真の時間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/29 16:26 UTC 版)

持続」の記事における「純粋持続と真の時間」の解説

たとえば、音楽旋律ゆだねた意識内容は、それを逆向きにしたり、こま切れにしたりすることはできないこのように概念言葉から離れて内省専念すると、そこに意識直接与件として、ひとつの流れ感じる。その流れは、計量不可能性、不可逆性連続性異種混交性を特徴としており、止めようなき自発能動よるものである。これをベルクソンは「純粋持続」と呼んだ。 この純粋持続は、空間的に表現できるものではない。というのも空間化とは数学的な抽象であり、測定可能、可逆的均質的、受動的なものとなって、それはもはや流れ連続ではなく、点の継起となってしまうからだ。したがって古典物理学の(線形的)時間は、真の時間ではない。したがって真の実在認識は、(もちろんカントのいう感性直観悟性によってではなく)超知性的な直観によって可能となる。

※この「純粋持続と真の時間」の解説は、「持続」の解説の一部です。
「純粋持続と真の時間」を含む「持続」の記事については、「持続」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「純粋持続と真の時間」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「純粋持続と真の時間」の関連用語

1
50% |||||

純粋持続と真の時間のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



純粋持続と真の時間のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの持続 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS