敦賀赤レンガ倉庫とは? わかりやすく解説

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敦賀赤レンガ倉庫

(紐育スタンダード石油会社倉庫 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 10:03 UTC 版)

敦賀赤レンガ倉庫
敦賀赤レンガ倉庫
情報
建築主 紐育スタンダード石油会社
事業主体 敦賀市
構造形式 木造軸組、煉瓦造
階数 2
竣工 1905年
所在地 914-0072
福井県敦賀市金ヶ崎町1-19
座標 北緯35度39分42.91秒 東経136度4分28.5秒 / 北緯35.6619194度 東経136.074583度 / 35.6619194; 136.074583座標: 北緯35度39分42.91秒 東経136度4分28.5秒 / 北緯35.6619194度 東経136.074583度 / 35.6619194; 136.074583
文化財 登録有形文化財
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敦賀赤レンガ倉庫(つるがあかレンガそうこ)は、福井県敦賀市敦賀港にある2棟の赤レンガ倉庫である。2015年平成27年)に再整備され、南棟がレストラン館、北棟がジオラマ館として運営されている。

歴史

1905年明治38年)、紐育(ニューヨーク)スタンダード石油会社によって石油貯蔵用の倉庫として建設された。この時代の敦賀港駅からはボート・トレインである欧亜国際連絡列車が発着しており、ロシア帝国を経てヨーロッパに繋がる国際都市として繁栄していた。外国人技師の設計によるため、フィート単位で造られている。ほか、オランダ煉瓦の使用や内部に柱が見えない等の特徴がある。

2009年(平成21年)1月、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録された。

展示

明治中期から昭和初期の敦賀港を象徴する施設の一つである。敦賀港一帯はみなとオアシスの登録をしており、当施設はみなとオアシス敦賀の構成施設のひとつである。

観光資源として活用するため、竣工から110年にあたる2015年(平成27年)10月に再整備されオープンした。現在では南棟がレストラン館、北棟がジオラマ館、南側の敷地がオープンガーデンとなっている。ジオラマ館では明治後期から昭和初期の敦賀の最盛期をHOゲージ鉄道模型などを利用することで再現している[1]

さらに敦賀市は鉄道遺産の街としての観光資源を整備するため、2018年(平成30年)5月、かつて小浜線を走っていたキハ28形気動車を、それまでJR西日本から引き取り、保存していた大阪市の運送業社から購入し[2]、北側隣接地の屋外に展示した[3]

金ヶ崎地区には敦賀港駅舎を再現した鉄道博物館、同駅ランプ小屋、現在休線となっているJR貨物敦賀港線などがある[4][5]。赤レンガ倉庫も一体として鉄道遺産を中心とした周辺整備計画も検討されている[6]

交通アクセス

利用案内

  • レストラン館
    • 入場料:無料
    • 開館時間:9:30 - 22:00
    • 休館日:水曜日(祝日の場合その翌日)、12月30日から翌年1月2日[7]
  • ジオラマ館
    • 入場料:有料
    • 開館時間:9:30 - 17:30(最終入館は17:00)
    • 休館日:水曜(祝日の場合その翌日)、年末年始12月30日から翌年1月2日

周辺情報

脚注

外部リンク




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