精算機能・両替機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:30 UTC 版)
現金払いの場合には支払いまでに小銭を用意する必要がある。 多くの国の路線バスの運賃箱には精算機能も両替機能もないことが多い。ハワイ(オアフ島)やマカオ(半島内)の路線バスは均一運賃で前払いだが精算機能や両替機能はなく乗車前に小銭を準備しておく必要がある。 これに対し日本の路線バスでは一般的に運賃箱に付属した両替機で両替してから乗客が運賃額を取り分けて運賃箱に支払うシステムになっている。高速バスでは高額紙幣の読み取りが可能な紙幣投入口を装備する機種もある。一般路線では高額紙幣の両替やつり銭が必要な運賃の精算が不可能であり、高額紙幣が必要になるほど運賃が高額になることがあまりないためICカードの入金に利用されるのがほとんどである。また、二千円札の読み取りが可能かどうかは事業者によって異なる。 日本の東京都内の路線バスの均一運賃エリアなどでは運賃投入口にそのまま現金を投入すれば自動で精算してお釣りを出す機能をもつ運賃箱が導入されている例もある。整理券方式の多区間運賃では事前両替による降車時間短縮のため両替方式が主流だが、後述のバーコード整理券による運賃読み取りを前提として、お釣りを自動で払い出す運賃箱に切り替える例も平成末期より存在する。
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