粘菌類の場合とは? わかりやすく解説

粘菌類の場合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 17:22 UTC 版)

個体」の記事における「粘菌類の場合」の解説

粘菌類は、個体概念問題投げかける点が多い。粘菌類多核体変形体は、変形しつつ移動し微生物などの餌を漁る。この時点では変形体一つ個体考え得る。分裂させれば簡単に増えるともできるが、それはまあ例がないことではない。しかし、子実体形成する際、多くのものでは、変形体細分して小さな子実体集まりの形になる。朽ち木表面ずらりと並んだ子実体群れは、単一変形体由来するから、これらをまとめて一個体と見なすべきかもしれないが、それらの間の連絡は全く存在しない。ただし、子実体栄養活動を全く行わない細胞性粘菌場合には、これとは逆の現象がある。栄養体単細胞アメーバ状体で、細胞分裂によって増殖する。これを個体見なすのはたやすい。しかし、子実体形成する際、単細胞アメーバ集合して一つかたまりとなる。その結果明らかな形を持つ多細胞の子実体ができるが、これは多数個体アメーバ由来する。そこで、単細胞アメーバ個体見なし集合する事を社会的性質見なし、この類を「社会性アメーバということもある。

※この「粘菌類の場合」の解説は、「個体」の解説の一部です。
「粘菌類の場合」を含む「個体」の記事については、「個体」の概要を参照ください。

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