粘菌類の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 05:08 UTC 版)
粘菌類を肉質虫に含めるかどうかには長い議論の経過がある。20世紀初頭に粘菌類を原生動物として扱うべきとの提案が出た。その場合、名称としては動菌類 (Mycetozoa) が使われた。後に粘菌類は菌類と見なされることが多くなり、原生動物からは外す傾向が強まった。 しかし、20世紀末よりの分類学の大きな変化の中で、粘菌類は菌類とは掛け離れたものと見なされる傾向が強まった。他方で、原生動物の既製の群について、それらが多系統的であるとの判断が広まったことから、便宜的な群にすぎないため、改めて粘菌類をここに含める例が増えている。また、その一部については、改めて類縁関係が問い直されてもいる。
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