米国からの放送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 15:49 UTC 版)
「フランク・正三・馬場」の記事における「米国からの放送」の解説
1942年6月から戦時情報局(OWI)下のボイス・オブ・アメリカ(VOA)への配属となり「一刻も早く戦争はやめるべきだ」、「みなさんは軍閥に操られ、誤りに導かれている」、赤穂浪士にちなみ「48人目の戦士出でよ」など日本語で軍事心理戦放送を担った。また馬場の担当番組には『日本対日本』と題したものもあり、これは日本国内の軍閥対国民を意味し、軍閥が誤った戦争に導いたとするものであった。これらの放送は当時日本で聴取が禁止されていた短波放送で行われた。ポツダム宣言の受諾も当時の日本人に分かりやすく「戦争は終わりました。日本政府はポツダム宣言を受諾しました。それは日本が無条件降伏したことです。」と放送したといわれる。また1945年5月7日のドイツの降伏もテレタイプに入信した内容を係に見せられ、さっと頭に入れ日本語で放送し、その後の入信内容の他言語翻訳後の放送より30分早く、馬場の声が世界への第一報となった。
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