篠原茂 (競馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/01/27 02:00 UTC 版)
| 篠原茂 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国籍 |  日本 |
| 出身地 | 東京都 |
| 生年月日 | 1961年9月29日（63歳） |
| 騎手情報 | |
| 所属団体 | 日本中央競馬会(JRA) |
| 初免許年 | 1981年3月1日 |
| 免許区分 | 平地 |
| 騎手引退日 | 1998年5月31日 1998年4月25日（最終騎乗） |
| 通算勝利 | 1856戦105勝 |
篠原 茂（しのはら しげる、1961年9月29日 - ）は、東京都出身の元騎手・調教助手。
来歴
1981年3月1日の中山第3競走4歳未勝利・フジノナオキ（13頭中10着）で初騎乗を果たし、5月31日の東京第8競走5歳以上400万下・ウエスタンチャンプで初勝利を挙げる[1] [2]。11月7日・8日の福島で初の2日連続勝利[3]、12月5日の中京で初の1日3勝[3]を記録するなど、1年目の同年から2桁勝利の11勝[4]をマークし、関東の新人賞に当たる民放競馬記者クラブ賞を受賞[5]。
2年目の1982年には2月13日の中京で初の1日2勝[3]を挙げ、4月11日の中山第12競走5歳以上オープンでは1年5ヶ月ぶりの復帰戦となったシービークロスに騎乗[6]。5着までアタマ、アタマ、ハナ、ハナの接戦を勝利[7]するが、次走の日経賞当日に三度の繋靱帯炎再発に見舞われて出走取消→引退[8]したため、最後の勝利[6]となった。秋の福島戦では10月23日に3連勝[9]するなど11勝を挙げ、夏の2勝と合わせた計13勝[10]を含む22勝[4]をマークし、結局この年が自身唯一の20勝台で自己最多[4]となった。
3年目の1983年には京成杯をキングパシフィックで4着[11]、第1回中山牝馬ステークスでは13頭中12番人気のジムモンタでビクトリアクラウンに先着する3着[12]に入った。
1985年には1月26日の東京第3競走4歳未勝利でダイナフリージアに騎乗しタケノハナミの2着[13]に入ったほか、4月6日の中山第2競走4歳未勝利では12頭中12番人気のマイケルで4着までクビ、アタマ、クビの接戦を勝利して単勝21840円の波乱を起こし[14]、9月15日の中山第6競走3歳新馬ではハッピープリンスでダイシンフブキの2着[15]に入った。
1989年には9月23日の中山第2競走3歳新馬では8頭中6番人気のモンテプリンス産駒カネショウナイトに騎乗し[16]、終始マークした単勝1.3倍の1番人気アイネスフウジンにクビ差勝利[17]。
1991年には7月13日の新潟第1競走3歳未勝利で中島敏文調教師の管理馬初出走[18]となったコメットサルター（8頭中6着）に騎乗し[19]、9月15日の中山第2競走3歳新馬・ユーワオージャで中島に初勝利[18]をもたらすなど[20]、9年ぶりで最後の2桁勝利となる11勝[4]をマーク。
1992年にはマイネルヨースで1月18日の中山第11競走ニューイヤーステークスを逃げてダイナマイトダディの3着[21]、管理する中島の重賞初出走[18]となった東京新聞杯でも逃げて6着[21]に入った。GI初出走[18]となった安田記念でも逃げ、4コーナー手前では実況の塩原恒夫（当時・フジテレビアナウンサー）は「逃げておりますのは、やはり、やはりそうですマイネルヨースと篠原茂」と言われた[22]。結果は10着に敗れたが、イブキマイカグラ・ナルシスノワール・ダイイチルビーに先着した[23]。
1994年には11月27日の東京第11競走4歳以上900万下ではキンググローリアス産駒ダービーベターで同産駒セタノキング[24]の2着[25]に入り、1995年11月12日の新潟第6競走4歳未勝利・ミナミノエムロードで通算100勝[26]を達成。
1997年8月24日の新潟第3競走4歳未勝利・ジングウブラボーが最後の勝利[26]、1998年4月25日の新潟第2競走4歳未出走・ダイヤパシフィック（14頭中7着）が最後の騎乗[27]となり、1998年5月31日付で現役を引退[2] [28]。
引退後は平井雄二厩舎[28]と二ノ宮敬宇厩舎で調教助手を務め、二ノ宮厩舎ではレインボーダリア[29]・キャットコイン[30]を担当。
騎手成績
| 通算成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平地 | 105 | 116 | 125 | 1510 | 1856 | .057 | .119 |
脚注
- ^ “篠原茂の近走成績”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ a b “JRAホームページ｜データファイル｜騎手・調教師データ”. jra.jp. 2025年1月18日閲覧。
- ^ a b c “抽出［通算 1着レース］｜篠原茂の騎手成績｜競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ a b c d “篠原茂の年度別成績”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ 「サークルだより『東・西の記者クラブ賞と新人賞決まる』」『優駿』、日本中央競馬会、1982年2月、84頁。
- ^ a b “シービークロス (C.B.Cross)”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “5歳以上｜1982年4月11日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ 「横尾一彦「【サラブレッド・ヒーロー列伝 27】 白い稲妻シービークロス」」『優駿』、日本中央競馬会、1988年5月、42-43頁。
- ^ “1982年10月23日のレース情報”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “抽出［1982年度 1着レース］｜篠原茂の騎手成績｜競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “京成杯｜1983年1月9日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “ローレル競馬場賞中山｜1983年3月20日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “4歳｜1985年1月26日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “4歳未勝利｜1985年4月6日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “3歳新馬｜1985年9月15日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “カネショウナイト (Kanesho Knight)”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “3歳新馬｜1989年9月23日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ a b c d “中島敏文のプロフィール”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “中島敏文の近走成績”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “中島敏文の近走成績”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ a b “マイネルヨース (Meiner JooB)”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ 「中央競馬G1レース1992総集編」（ポニーキャニオン、2000年1月19日発売）
- ^ “安田記念｜1992年5月17日”. netkeiba.com. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “セタノキング (Setano King)”. netkeiba.com. 2025年1月18日閲覧。
- ^ “ダービーベター (Derby Better)”. netkeiba.com. 2025年1月18日閲覧。
- ^ a b “抽出［通算 1着レース］｜篠原茂の騎手成績｜競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2025年1月18日閲覧。
- ^ “篠原茂の近走成績”. netkeiba.com. 2025年1月18日閲覧。
- ^ a b “ニュースぷらざ”. old.keibado.ne.jp. 2025年1月18日閲覧。
- ^ “仕上がったレインボーダリア Ｇ１試走にあらず”. スポーツニッポン 2025年1月18日閲覧。
- ^ “ルージュ大竹師「ここならちょうど良い」/桜花賞枠順確定後のコメント”. netkeiba.com. 2025年1月18日閲覧。
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