第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)の意味・解説 

第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 22:59 UTC 版)

第5独立旅団
創設 1920年3月11日
所属政体 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国
ソビエト連邦
 ウクライナ
所属組織 ウクライナ国家親衛隊
部隊編制単位 旅団
兵科 国家憲兵
兵種/任務 治安部隊
所在地 ハルキウ州ハルキウ
通称号/略称 3005
愛称 スロボジャーンシチナ
上級単位 東部作戦地域司令部
戦歴 第二次世界大戦
1980年モスクワオリンピック
チェルノブイリ原子力発電所事故
アルメニア地震
ナゴルノ・カラバフ戦争
ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 ドミトロ・クウォチク大佐
テンプレートを表示

第5独立旅団(だい5どくりつりょだん、ウクライナ語: 5-та окрема бригада)は、ウクライナ国家親衛隊旅団東部作戦地域司令部隷下。

概要

ロシア内戦

1920年3月11日、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の護送隊として創設され、1922年1月に第1独立ハリコフ護送連隊に改編された。

1939年11月、赤旗勲章を授与された。

第二次世界大戦

1940年1月から第二次世界大戦冬戦争独ソ戦に投入され、フィンランドとの国境、ハリコフスターリングラードを防御し、枢軸国に勝利した。戦後にソ連国内軍第474護送連隊に改称された[1]

冷戦

1980年、1980年モスクワオリンピックに派遣された。

1986年、チェルノブイリ原子力発電所事故に災害派遣された。

1989年、アルメニア地震に災害派遣された。

1986年4月、部隊増強に伴い、第20独立護送旅団に改編された[1]

ウクライナ国内軍

1992年1月、ソビエト連邦の崩壊ウクライナの独立で創設されたウクライナ国内軍に編入し、第5独立護送旅団に改称された[1]

1992年5月、トランスニストリア戦争の影響でモルドバ沿ドニエストル共和国と国境を接する南部オデッサ州に配備された。

2000年2月21日、レオニード・クチマ大統領より、名誉称号「スロボジャーンシチナ」を授与された。

ドンバス戦争

旧第5独立旅団章

2014年3月、ウクライナ国内軍の廃止で創設されたウクライナ国家親衛隊に編入し、第5独立旅団に改称された。

2014年9月からドンバス戦争で東部ドネツィク州に配備された。

ロシアのウクライナ侵攻

北東部・ハルキウ戦線

2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻ロシアと国境を接する北東部ハルキウ州ハルキウ地区に配備され、ハルキウ市外を防御し、5月にロシア軍をハルキウ方面から撃退した[2][3]

東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線

2022年12月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、クレミンナ方面を防御した[4]

東部・バフムート戦線

2024年3月、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート南のクリシチウカ方面を防御した[5]

北東部・ハルキウ戦線

2024年6月、ロシアと国境を接する北東部ハルキウ州ハルキウ地区に再配置され、友軍の救援でハルキウ方面に展開した[6]

編制

  • 旅団司令部(ハルキウ
  • パトロール大隊
  • 第1小銃大隊
  • 第2小銃大隊
  • 第3小銃大隊

脚注

出典

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)」の関連用語

1
54% |||||

第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第5独立旅団 (ウクライナ国家親衛隊) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS