第5次航海(1417年-1419年)
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「鄭和」の記事における「第5次航海(1417年-1419年)」の解説
5度目の航海は鄭和46歳、永楽15年(1417年)の冬に出発した。この艦隊には第4次航海の時の各国使節が乗船しており、各国へ彼らを送り届けることも任務の一つとなっていた。本隊は前回通りの経路を通って、セイロンから前回と同じくホルムズまで到達し、永楽17年(1419年)8月に帰国した。途中で分かれた分隊も前回と同様モルディブ諸島を経由しアフリカ東岸のマリンディまで到着し、アデンなどを経由して、本隊から一年遅い永楽18年(1420年)夏に帰国した。 この第5次航海のときに、ホルムズからライオンやヒョウ、ブラバからダチョウ、モガディシオからシマウマなどの珍しい動物を連れ帰っている。特に永楽帝を喜ばせたのはアデンから贈られたキリンであり、これは君主が仁政を行うときに現れる瑞獣「麒麟」として紹介されたからである(麒麟#麒麟とキリン)。
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