第4楽章 Adagio - Allegro energico
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 16:02 UTC 版)
「交響曲 (矢代秋雄)」の記事における「第4楽章 Adagio - Allegro energico」の解説
典型的な序奏とソナタ・アレグロ形式で書かれている。序奏部分で冒頭で出てきた第1動機がコントラファゴットとバスクラリネットによって提示され、続いてこの楽章の第2主題、そして第1主題と序奏のゆったりとしたテンポのなかで姿を現す。このテーマも音程的に1楽章で出てきた統一動機の音程的特徴を備える。 Allegroに入り、典型的なソナタ形式でしっかりと構成された音楽は、活気に満ち、瑞々しい魅力を今も保っている。フガートを多用した展開部、F#音のペダルトーンを経て再現部になだれ込み、いったんはクライマックスを迎えるが、1楽章の和声的な第3動機が高らかに奏され、Prestissimoのコーダで断ち切るように全曲を終わる。
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