第4楽章 Adagio - Allegro molto e vivace ハ長調 4分の2拍子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 01:55 UTC 版)
「交響曲第1番 (ベートーヴェン)」の記事における「第4楽章 Adagio - Allegro molto e vivace ハ長調 4分の2拍子」の解説
序奏付きソナタ形式(提示部反復指定あり)。序奏のヴァイオリンの旋律が秀逸といわれる。G音から始まる上行フレーズが繰り返し提示され、それはだんだん長くされ、最後にはF音に達し属七の和音の響きが形作られ、そこでフェルマータとなる。その次には1オクターブ上のG音まで達し、この1オクターブの上行音形とそれに続く旋律が第1主題としての役割を果たすことになる。このような、断片的な動機が発展して主題が生まれるという処理は、後の交響曲第5番や交響曲第9番の第1楽章冒頭でも見られる。
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