第3部 1812年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 10:36 UTC 版)
「戦争と平和 (1967年の映画)」の記事における「第3部 1812年」の解説
1812年、ナポレオンがロシアに侵攻する。フランス軍に敗戦続きのロシア軍は再度クトゥーゾフ将軍を司令官に迎える。モスクワを目指すナポレオンを迎え討つため、ボロジノで運命をかけた戦いが始まった。ナターシャとの愛に破れたアンドレイは祖国愛に燃えて自己の全てを賭けて出征し、ピエールも軍隊に馳せ参じるのではなく、これまでの無益な人生を清算するために1人で戦場に赴く。ここに両軍合わせて20万人を超す兵力が激突したボロジノの戦いが始まる。アンドレイは重傷を負う。ピエールも従軍し戦争の凄まじさ、恐ろしさ、非情さを知る。両軍とも半数近い兵力を失うほど激戦であった。夜が訪れた時、何万という死体の山、負傷者のうめき、硝煙と血の匂いが立ち込める。救護所でアンドレイは兵士が片脚を切断されているところを見た。そしてその兵士がアナトリーであることに気が付いた。苦悶する彼の顔を見てもはや憎しみの感情は湧かなかった。 本編は大半がボロジノ会戦の壮大な戦闘シーンで占められて、原作の第三巻第二部に相当する内容である。
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