第3楽章 Assez lent - Assez animé
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「交響曲第3番 (ロパルツ)」の記事における「第3楽章 Assez lent - Assez animé」の解説
ホ長調。「お互いに愛し合おうではないか!」という強い呼びかけの音楽。この楽章が、もっともテキストの文量が多い。低弦の響きに導かれて4人の独唱者が美しい四重唱を繰り広げる。オーケストラと独唱者が美しく対話する。オーケストラのみとなり、次第に盛り上がって来て一つの頂点をつくるが、静かになり、クラリネットの美しい独奏となる。再び静かに独唱者が歌い、合唱がようやく歌い出す。ゆったりとした、強い呼びかけと喜びに満ちた、それでいて穏やかさを失わない合唱。次第に速度を速め、盛り上がってくる。ホルンが美しい呼びかけを行い、ついに第1楽章の輝かしい主題が回帰する。合唱が初めてこの旋律を歌う。「おお、自然は今や喜びの……」と高らかに歌い、自然を賛美する。一度穏やかになるが、合唱はさらに立体的になり、最後の頂点を準備する。そして、ついに「そして太陽よ、赤々と輝け! 燃え上がるその光を、真実、正義、そして愛という理想の太陽の炎に重ねあわせるのだ!!」と高らかに歌い、第1楽章の主題が堂々と鳴り響いて終結する。演奏時間約23分。
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