第266話 バチカン・セット / 1988年8月
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★単行本未収録。司祭だったニーノは、バチカンの資金の運用を試みたが、投資先が破綻し、詰め腹を切らされバチカンを放逐される。ITに長けたニーノは、スイスのプライベートバンクのセキュリティを破り、正体不明の匿名預金口座にログインし、ここから自分の口座に20万ドルを不正に送金指示、そしてこの20万ドルを手土産にバチカンに復職することに成功する。この破られた口座は、実はゴルゴ13の秘密口座であった。銀行の首脳は抜かれた20万ドルをゴルゴ13の口座に補填し、また、ゴルゴ13も銀行の責任を追及することはしなかった。一方、銀行の経営陣は20万ドルを略奪したニーノをこのままですませるわけにはない。次期頭取候補の一人、トーマスは、ゴルゴ13と接触、ローマ法王のスピーチの最中にニーノを殺害してほしいと依頼する。そしてその当日。ゴルゴ13に先行して、別のテロリストがローマ法王に向けて発砲するが、その射線をニーノがさえぎり、結果的に法王をかばって名誉ある死に至ってしまう。これで騒動は幕引きか、と思われたが、ゴルゴ13は結局トーマスを暗殺する。トーマスが、ゴルゴ13の匿名口座に関する情報を故意に外部に漏らしていたことが、ゴルゴ13のルールに触れたためであった。
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