第2話 大暗黒とは? わかりやすく解説

第2話 大暗黒(ラ・オスクリダット・グランデ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 01:59 UTC 版)

人外魔境」の記事における「第2話 大暗黒(ラ・オスクリダット・グランデ)」の解説

北アフリカチュニスに近いショット・エル・ジェリッド鹹湖南方に、「大暗黒」(ラ・オスクリダット・グランデ)と呼ばれる山脈がある。古代ギリシア地誌では「食肉岩地帯」(テラ・サルコファギ)と呼ばれ人間呑みこむ食肉岩」(サルコファグス)があると恐れられ土地である。この地には、「赤首人」(ラス・アル・ハムラ)と呼ばれる人々が住むという。1789年チュニス藩王イブン・アクメッドは「大暗黒」に探検隊派遣したが、38人の探検隊が4人を残して一晩のうちに謎の失踪遂げた1931年ベルリン大学のアルバート・ヘルマン教授探検隊は、新鮮な太刀魚がこの山麓の砂の上転がっている、という怪現象目撃したパリのペール・ラシェーズの病院勤めていたボアルネー医師は、あるとき、病院に来た、襟足覆って真っ赤な痣のあるイタリア人少年出会った。その少年見た実習中のドイツ人医学生フオッスは、その少年アトランチス人の特徴備えている、と言い出す。アトランチス人は肩胛骨大きくて翼が生えているように見えるため、「有翼人」(ホモ・アラツス)とも呼ばれていたが、その少年肩胛骨大きかったのだ。また、近年発見されたアル・イドリジの地誌学欠本によればアトランチス海は大西洋ではなくショット・エル・ジェリッド鹹湖であり、アトランチスはその南方、赤首人の住むという「大暗黒にあったことになっているが、少年赤痣は「赤首人」と一致する、というのである20年後。かつてのその少年、オレステ・フラテルリーは、仏領象牙海岸のササンドラ(英語版)の監獄に捕えられていたところをパリ在住日本人美術商で、中央枢軸国スパイでもある山座伸三によって救出された。考古学者になっていたフオッスは、山座の援助得てオレステ連れて大暗黒」に挑んだが、不可解な失踪遂げる。 山座は病に倒れた上、第二次世界大戦勃発ともなって拘束される一方、ササンドラの監獄となっていたボアルネーまた、アトランチス財宝求め大暗黒」に挑もうとしていた。オレステ義妹でフオッスの婚約者だったステラ・フラテルリーは、山座に命じられボアルネー探検隊同行することになる。

※この「第2話 大暗黒(ラ・オスクリダット・グランデ)」の解説は、「人外魔境」の解説の一部です。
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