第2巻「妹と世界で一番面白い小説」
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「エロマンガ先生」の記事における「第2巻「妹と世界で一番面白い小説」」の解説
自分の担当編集に原稿を催促されているエルフが、和泉家に逃げ込んできた。紗霧はエルフと話すうちに彼女をモデルにしたキャラなどを描くが、正宗はそのキャラを小説に登場させることで原稿を修正しようと考えつき、正宗は先に書いた原稿を出版するための企画書を完成させ、小説の内容も修正する。 この企画書を担当編集の神楽坂あやめに見せてGOサインをもらった正宗だが、超人気作家千寿ムラマサの新作出版が優先されたため、正宗の本が出版できるのは約1年後だと言われた。だが、どうしても早く新作を出して収入を得たいという正宗に対し神楽坂は、短編ラノベのコンペ『ラノベ天下一武闘会』という企画に正宗が参加し、優勝することで出版枠を得られるという話を持ちかけ、正宗は食いつく。だが、たまたまその場にいた別の若い女性作家が「私の夢」の邪魔だから正宗の「夢」を潰すために、自分も参加すると言い出す。その人物こそ千寿ムラマサであった。 ムラマサと正宗のやりとりをその場で見ていたエルフに、自分が苦手とする短編小説の書き方を教えてもらいながら正宗が原稿を修正していたところ、ムラマサ本人が紗霧家にやって来た。実はムラマサは、マサムネの「バトル系小説」のファンであり、彼が「ラブコメ小説」を書くという話を聞いたためこれを阻止しようとしたという。そして自分の収入で正宗と紗霧の生活を保障する代わりに、自分好みのバトル系小説を書き続ける専属小説家になってほしいと正宗にもちかけた。だが紗霧がムラマサに叫んだ「(正宗は)あげないっ!」という啖呵に正宗は背中を押され、あらためてムラマサと勝負することを選ぶ。 『ラノベ天下一武道会』の結果、和泉マサムネの新作『世界で一番可愛い妹』(以後『世界妹(セカイモ)』と表記)の単行本が、エロマンガ先生のイラスト付きで無事に9月に発売されることに決まった。また正宗はムラマサより、マサムネのラブコメ小説はとても面白かったという賛辞を受け取る。
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