第155話「さらば愛しきルパンよ」
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「ルパン三世 (TV第2シリーズ)」の記事における「第155話「さらば愛しきルパンよ」」の解説
本シリーズ最終回にして、本シリーズで宮崎駿が「照樹務」名義で脚本・演出を務めた2作品のうちの1作。また、テレコム担当回でもある。1981年(放送当時は1980年である為、”近未来”となっている)の東京を舞台とし、物語前半は市街地戦、後半は敵との直接対決となっており、劇場版『カリオストロの城』や本話のヒロインを担当した声優が後年に宮崎駿が監督する『風の谷のナウシカ』のナウシカ役として出演する島本須美であったり、宮崎駿が監督した劇場アニメ『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵が本作にて初登場しており、『ナウシカ』『ラピュタ』の原型となる特色が強い。ラピュタの公開は本作放送の6年後の1986年であり、ラピュタを制作するにあたり、宮崎は、ラピュタに”ルパン用キャラクター”であるロボット兵を登場させたことについて「心残りがあり、もう一度使ってみた」と語っている。また、本シリーズ放送期間中は丁度、警視庁本庁舎の建て替え工事が実施されていた期間と重なり、本シリーズに警視庁庁舎が登場する際は1931年(昭和6年)に竣工した旧庁舎が描かれていたが、本話は本シリーズ唯一、1980年6月に竣工した建て替え後の現在の警視庁本庁舎が登場している。
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