第1砲台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 13:52 UTC 版)
1924年9月に起工され1926年11月に完成した第1砲台は、最も早い時期に整備された砲台である。現在の佐田岬灯台駐車場から灯台に至る散策路(旧軍道)に入って徒歩2-3分の左側の低い峰に建設された。口径15センチ、砲身長7.515mのカノン砲4門が露天に設置された。弾薬庫は2か所にあり共に地下3.5mに設置され、電動の揚弾機で弾薬の昇降を行っていた。半地下のコンクリート製の弾着観測所(測距施設)も山頂近くに設置された。第1砲台のカノン砲4門はアメリカ軍の上陸作戦に備えるために終戦前年の1944年10月に撤去され、鹿児島県・志布志湾の西入り口にある高崎砲台に移送され第1砲台は廃止された。移送には後述の軍事桟橋が使用された。
※この「第1砲台」の解説は、「佐田岬砲台」の解説の一部です。
「第1砲台」を含む「佐田岬砲台」の記事については、「佐田岬砲台」の概要を参照ください。
- 第1砲台のページへのリンク