第1幕「遺産」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 15:04 UTC 版)
「国王イシュトヴァーン」の記事における「第1幕「遺産」」の解説
※ 括弧( )内は、その場面で演奏される劇中歌のタイトル。一人の歌手がよい国の指導者について歌い、「君なら誰を選ぶ?」(Te kit választanál?)と問いかける。大首長ゲーザ公は、ハンガリーにカトリックの宣教師達を招く(Veni lumen cordium/Töltsd el szívünk, fényesség)。また、西欧諸国との関係を強化するため、ゲーザは息子イシュトヴァーンをバイエルン公の娘ギゼラと結婚させる。 日和見主義者のマジャル人の貴族、シュール、ショルト、ベシェの3人が、人間のはかなさについて語り合う。人は誰でも、より有望と思える側に付くもので、理念は重要ではないと歌う(Gyarló az ember)。 コッパーニュの娘、レーカはキリスト教に改宗し、新しい神に祈っていた。コッパーニュの従者ラボルツはレーカに対し、外来の神は必要ない、自分の父を信用しろ、と言う(Nem vagyunk még hozzád méltók/Nem kell olyan isten)。 ゲーザが死に、国は喪に服す(Géza fejedelem temetése - Kyrie eleison)。イシュトヴァーンはゲーザの棺の前でマジャル人のためによい首長になることを誓うが、自分こそがゲーザの正当な後継者であると主張するコッパーニュに戦いを挑まれる。イシュトヴァーンとコッパーニュは、それぞれの支持者達に囲まれ、歓呼の呼び声を浴びる(Nincs más út csak az Isten útja)。
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