第二次世界大戦とユーゴスラビアによる占領とは? わかりやすく解説

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第二次世界大戦とユーゴスラビアによる占領

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 14:27 UTC 版)

トリエステ」の記事における「第二次世界大戦とユーゴスラビアによる占領」の解説

1943年9月8日イタリア連合軍単独講和すると、ドイツ軍北イタリア占領しトリエステ周辺には9月10日アドリア海沿岸軍事地区(Operationszone Adriatisches Küstenland、略称OZAK)を設置した。OZAKにはイタリアの旧県、ゴリツィア・グラディスカ県、リュブリャナ県、フリウリ含まれ、フリードリヒ・ライナーが率いていた。ただし名目上は、9月23日建国されイタリア社会共和国となったナチス支配下で、イタリア領内唯一の強制収容所トリエステ郊外リジエラ・ディ・サン・サッバ(Risiera di San Sabba、またはリジャルナRižarna)に1944年4月4日建設された。市は、イタリア・パルチザン活動も盛んであり、連合国側爆撃受けた1945年4月30日、ドン・マルツァリとサヴィオ・フォンダ率いイタリア反ファシスト解放委員会大戦中のパルチザンによる)が、およそ3500人の志願兵らと組織され反ナチス暴動扇動した5月1日ヨシップ・ブロズ・チトー率いユーゴスラビア・パルチザン軍が到着しナチスから市の大半解放した。ただし、サン・ジュスト城庭園にあった兵舎には、ニュージーランド軍以外に降伏することを拒んだ者たちが集まっていた。ニュージーランド第2師団は、アドリア海北岸周辺国道14号沿いにトリエステ向かって進軍続け5月2日トリエステ入ったニュージーランド軍到着伴って5月2日夕方ドイツ軍無条件降伏した。 チトーユーゴ軍は、6月12日まで市を完全に管理下に置いていた。ユーゴスラヴィア軍に占領されこの期間は「トリエステ40日」として知られる。この時期多くファシスト国粋主義者その他大勢共産体制好ましからざる人々殺された。多くはカルソにある甌穴へ、生きながら投げられた。1930年代にイタリア・ファシストによって始められ蛮行対す同等行為による報復行為一つである。その後ニュージーランド軍ユーゴスラビア軍退去させた。

※この「第二次世界大戦とユーゴスラビアによる占領」の解説は、「トリエステ」の解説の一部です。
「第二次世界大戦とユーゴスラビアによる占領」を含む「トリエステ」の記事については、「トリエステ」の概要を参照ください。

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