第二世代治療薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 00:19 UTC 版)
2016年3月、サノフィ株式会社研究チームが第2世代のポンペ病治療薬である「 avalglucosidase alfa」の第I/II相試験結果を発表した。2016年11月4日、第Ⅲ相試験が開始された。 avalglucosidase alfaは第二世代アルグルコシダーゼアルファ酵素補充療法剤で、筋細胞上のM6P受容体に対する親和性を高めることでM6P受容体に対するターゲティング能力と細胞内への取り込みを向上させ、グリコーゲン分解作用をさらに高め、アルグルコシダーゼアルファの臨床上の有効性をさらに向上させる目的で設計され、開発が進んでいた。2020年6月25日、サノフィは第Ⅲ相試験の結果を公表した。主要評価項目をすべて達成し臨床上意義ある改善を示し、標準薬であるマイオザイムと比較して6分間歩行試験で歩行距離が30メートル延長したが、マイオザイムに対して統計的な有意差を認めなかったと発表。2020年下半期に世界各国で承認申請を行うとしていた。 2021年1月19日、サノフィは「 avalglucosidase alfa」を日本において承認申請と発表した。
※この「第二世代治療薬」の解説は、「ポンペ病」の解説の一部です。
「第二世代治療薬」を含む「ポンペ病」の記事については、「ポンペ病」の概要を参照ください。
- 第二世代治療薬のページへのリンク