第二の法案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 01:34 UTC 版)
プレブスの執政官就任を認める二つ目の法案は、投票までには至らなかった。 元老院議員ガイウス・クラウディウス・サビヌス・レギッレンシスは、十人委員会の一人の兄弟であったが、これに対して猛烈に反論した。そして、元老院に対して圧力をかけるためにプレブスが軍務のボイコットをするようであるならば、こちらも軍を動かすことになると示唆した。徐々にエスカレートしていく両者の間を取り持ったのは、彼の同僚でもあったルキウス・クィンクティウス・キンキナトゥスと、その兄弟ティトゥス・クィンクティウス・カピトリヌス・バルバトゥスであった クラウディウスはその後代案として、プレブスでも選出される可能性のある、執政官と同等の執政武官の地位を提案した。しかしながら彼自身が最後まで対応する気は更々なく、この吐き気を催すような問題を、プレブスに同情的であった執政官の兄弟、ティトゥス・ゲヌキウスに丸投げした。 この提案は概ね好評で、最初の執政武官は翌年の紀元前444年に選出された
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