立山曼荼羅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 17:53 UTC 版)
富山県立の立山博物館には何種類かの立山曼荼羅が展示されているがそのうちの1つ立山曼荼羅『宝泉坊本』は松平乗全が老中職を勤めるかたわら、安政5年(1858)に、既存の立山曼荼羅を見て立山曼荼羅を描き上げた。その表装には、松平乗全が以前徳川家茂(江戸幕府第14代将軍)から拝領した衣類を、事前に徳川慶喜(江戸幕府第15代将軍)の許可を得たうえで使用した。そして江戸城内で諸大名やその奥方等に披露した。その後師檀関係(寺僧と檀家の関係)を結ぶ宝泉坊に寄進されたものである。 画中に「源乗全書」の墨書銘と落款が見られ、また裏書きにも「立山縁起四幅自模写 以寄附 越州立山寳泉坊・西尾拾遺源乗全 安政五年戊午十二月」と記載されている。
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