空気中の音速
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 06:21 UTC 版)
日常生活上での音速というのは空気中の音速であり、近似的に温度のみの一次式で表わすことができ、1気圧の乾燥空気では次の式が常用されている。 331.5 + 0.61 t (※) (m/s) (※ t は摂氏温度) つまり1気圧で0℃のとき音速は毎秒331.5メートルであり、温度が1℃上がるごとに音速は0.61 m/s速くなる。なお上の式は、気体中の音速の式の摂氏0度での接線をとった近似式である。 多くの分野で音速について言う時、常温として15℃を採用することが一般的であり、その場合 340.5(m/s)となる。それで一般に、音速を15℃で秒速340mとしている。高校の物理の教科書や試験問題などでも「音速を340 m/sとする」という文章が添えられていることが一般的である。 空気中の音速を直感的にとらえやすい現象として、雷の発光から爆轟が届くまでの時間差や、山間部で山彦が発生し音が反響して聞こえるものがある。
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