楽器の基本周波数(基音)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 05:03 UTC 版)
「基本周波数」の記事における「楽器の基本周波数(基音)」の解説
楽器の基本周波数を求める例として、一方の端が閉じた管を考えたとき、次の方程式が成り立つ。なお、F は基本周波数、V は音速、L は管の長さである。 F = V 4 L {\displaystyle F={\frac {V}{4L}}} L を求めるには次の式を用いる。 L = λ 4 {\displaystyle L={\frac {\lambda }{4}}} λ(波長)を求めるには次の式を用いる。 λ = V F {\displaystyle \lambda ={\frac {V}{F}}} 両端が開いた管の場合は、次のようになる。 F = V 2 L {\displaystyle F={\frac {V}{2L}}} L を求めるには次の式を用いる。 L = λ 2 {\displaystyle L={\frac {\lambda }{2}}} 波長とは、周期の始点と終点の距離であるから、次の式で求められる。 λ = V F {\displaystyle \lambda ={\frac {V}{F}}} 70°F(21.1℃) での空気中の音速は約 1130 ft/s(340 m/s)である。音速は気温によって変化し華氏で1°上がると 1.1 ft/s の割合で速くなる。あるいは摂氏で1°上がると 0.6 m/s の割合で速くなる。 音波の速度は気温によって異なり、 20℃で V = 343.7 m/s 0℃で V = 331.5 m/s となる。
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