稲葉江とは? わかりやすく解説

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稲葉江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 03:08 UTC 版)

稲葉江(いなばごう)は、南北朝時代に作られたとされる日本刀打刀)である。日本の国宝に指定されており、山口県岩国市にある公益財団法人柏原美術館が所蔵している。稲葉郷とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 官報告示の指定名称は半改行を含み「刀金象嵌銘天正十三十二月日江本阿彌磨上之花押
    所持稲葉勘右衛門尉(名物稲葉江)
    」と表記される(原文は縦書き)

用語解説

  1. ^ 「鍛え」は、別名で地鉄や地肌とも呼ばれており、刃の濃いグレーや薄いグレーが折り重なって見えてる文様のことである[15]。これらの文様は原料の鉄を折り返しては延ばすのを繰り返す鍛錬を経て、鍛着した面が線となって刀身表面に現れるものであり、1つの刀に様々な文様(肌)が現れる中で、最も強く出ている文様を指している[15]
  2. ^ 「刃文」は、赤く焼けた刀身を水で焼き入れを行った際に、急冷することであられる刃部分の白い模様である[16]。焼き入れ時に焼付土を刀身につけるが、地鉄部分と刃部分の焼付土の厚みが異なるので急冷時に温度差が生じることで鉄の組織が変化して発生する[16]。この焼付土の付け方によって刃文が変化するため、流派や刀工の特徴がよく表れる[16]

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