稀有な事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 04:43 UTC 版)
徳吉一己 1993年2月27日の中山競馬第7競走でセントバルカンに騎乗し第1位で入線したが、進路妨害が認められ第6着に降着となった。通例であれば、当時の規定で翌28日から開催日6日間の騎乗停止処分が下るところ、同騎手は2月28日付をもって騎手を引退することになっていたことから、翌28日(開催日1日)のみの騎乗停止処分となった。 四位洋文 2020年2月29日の阪神競馬第5競走でナリタアレスに騎乗し第3着となったが、進路妨害が認められ(降着に至らず)、3月14日から21日まで開催日4日間騎乗停止処分が下った。しかし同騎手は2月29日付をもって騎手を引退することになっていたことから、処分自体が実効性がないものとなった。 的場文男(特別区競馬組合・東京都騎手会) 同騎手は2017年12月30日の大井競馬最終競走終了後、「緊急性を要する親族との面会」を目的とした外出許可願を提出し外出したが、酒酔い状態で帰所したことで、調整ルームに関する開催執務委員長の指示事項に違反したとして、翌2018年1月4日、5日の騎乗停止処分を科された。 原優介 同騎手は2021年12月27日の大井競馬第9競走「2021YJSファイナルラウンド大井 第2戦」でアイエンジェルに騎乗し第6着となったが、第3コーナーにおいて外側に斜行し他馬の走行を妨害(4頭が落馬)、降着処分は下されなかったが大井競馬裁決委員より2021年12月29日から2022年1月1日まで4日間の騎乗停止処分を受けた。JRAは「中央競馬と地方競馬間における処分の相互適用実施要領」に基づき、地方競馬主催者が科した騎乗停止期間(日程)をそのまま適用し、同日間の騎乗停止処分とした(実質的に中央競馬において制裁自体、有効性がないものとなった)。さらに同騎手は「2021YJSファイナルラウンド大井 第2戦」では8ポイントを獲得していたが、騎乗停止処分を受けたため第2戦で獲得したポイントを剥奪された(第1・3・4戦のポイントはそのままとなった)。
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