祢津小学校子ども歌舞伎クラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 09:33 UTC 版)
「祢津東町歌舞伎」の記事における「祢津小学校子ども歌舞伎クラブ」の解説
地域文化の継承と歌舞伎の担い手を育成すべく、祢津東町歌舞伎保存会と東御市立祢津小学校が連携し、1998年に発足した。4年生以上の有志児童が所属し、公民館の祭りや校内発表を経て、集大成として祢津東町歌舞伎で公演を行う。6年生は小学校卒業後の4月に行われる歌舞伎公演で引退する。指導には保存会役員と教員が協力してあたり、後進の育成に努めている。 クラブ設立のきっかけは、東町歌舞伎を観た祢津小学校の校長や教員が「こんな素晴らしい舞台で子どもたちも歌舞伎ができないだろうか」と考えたことによる。顧問教諭が保存会に指導と育成を打診し、その熱心さに心を打たれた保存会役員が指導役を引き受けた。クラブ発足初年度は10人の児童が加入し、第一回公演「勧進帳」を上演した。なお、台本は子どもたちが演じやすいように一部手直ししている。設立当初は予算がなかったため衣装などは手作りで、背景も段ボールに絵を描いた簡素なものであった。現在は衣装やかつらに加えて、小道具や背景幕なども立派に整えられている。 2018年までに上演された演目は「勧進帳」「土蜘蛛退治」「伽羅先代萩」「義経千本桜」「白波五人男」「忠臣蔵」である。2014年には長野市のホクト文化ホールでの大舞台公演も行った。
※この「祢津小学校子ども歌舞伎クラブ」の解説は、「祢津東町歌舞伎」の解説の一部です。
「祢津小学校子ども歌舞伎クラブ」を含む「祢津東町歌舞伎」の記事については、「祢津東町歌舞伎」の概要を参照ください。
- 祢津小学校子ども歌舞伎クラブのページへのリンク