神聖ローマ帝国領邦ボヘミア王国の時代とは? わかりやすく解説

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神聖ローマ帝国領邦ボヘミア王国の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 04:50 UTC 版)

チェスキー・クルムロフ」の記事における「神聖ローマ帝国領邦ボヘミア王国の時代」の解説

町と城の建設は、ボヘミア重要な通商路であるモルダウ川ヴルタヴァ川)沿いに13世紀後半始まった1302年、クルマウ(チェスキー・クルムロフ)の町と城は、ボヘミアの有力貴族であったローゼンベルク(ロジェンベルク)家のものとなる。14世紀以降、町では手工業交易盛んになった。16世紀、特に領主ウィルヘルム・フォン・ローゼンベルクの時代には、ルネサンス様式建物数多く建築され、町は色彩鮮やかな華麗なルネサンス都市へと変貌遂げた。 しかし、町の華やかな装いとは裏腹にローゼンベルク家の財政次第破綻を来たすようになり、ついに借金抵当入れられたクルマウ(チェスキー・クルムロフ)は、1601年神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の手に渡る。その後1622年神聖ローマ皇帝フェルディナント2世は、当時神聖ローマ帝国全土巻き込んでいた三十年戦争において、財政面を含む貢献のあったエッゲンベルク家にこの町を与えた。この時代に、町にはバロック様式建築物加わった1719年、エッゲンベルク家は断絶し、有力貴族シュヴァルツェンベルクが町と城を相続する領主ヨーゼフ・アダム・シュヴァルツェンベルクの時代に、城はバロック様式改築され、後に有名となる城内劇場バロック劇場)が完成した地理的な理由もあって、この街には昔からドイツ語存在したハプスブルク家ボヘミア王国支配した後、町の中ではチェコ語よりもドイツ語の方が重要視されるようになった。しかし、民族的な関係が問題になるのは、19世紀ナショナリズム時代になってからである。

※この「神聖ローマ帝国領邦ボヘミア王国の時代」の解説は、「チェスキー・クルムロフ」の解説の一部です。
「神聖ローマ帝国領邦ボヘミア王国の時代」を含む「チェスキー・クルムロフ」の記事については、「チェスキー・クルムロフ」の概要を参照ください。

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