祖母傾国定公園
[祖母山]
阿蘇くじゅう国立公園の南東、大分・宮崎県境に位置し、祖母山(1,756m)、傾山(1,602m)大崩(おおくえ)山(1,643m)など、九州有数の高さを持つ山々と、高千穂峡などの渓谷を含む公園である。
複雑な地形を持つこの山域は成因も複雑であるが、約1,500万年前に生まれた3個のカルデラが元になったもので、現在、行縢(むかばき)山や比叡山に見られる花崗岩の壁は、その時代にドーナツ状の断層に侵入したマグマの名残であると考えられている。
五ヶ瀬川上流部の高千穂峡は、柱状節理を持つ断崖や滝、早瀬が連続する。また、東北部の桑原川源流部には甌穴(おうけつ)群を持つ藤河内(ふじこうち)渓谷がある。懐の深い山域だけに自然性は高く、植物の種類も多い。祖母山などにモミ、ツガ、ブナなどの自然林がある。九州で最後にツキノワグマが捕獲された地域でもある。
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